【編集長】対話とファシリテーションについて

【編集長】対話とファシリテーションについて

9月末より11月頭まで、対話とファシリテーションについて
学ぶ機会がありました、

日常的に行っている行為ではありますが、
改めて学ぶことでの気づきも多くありました、

目的としては新規事業における場作りの中で、
対話とファシリテーションを活かすためにそのHowを得る、
というところでしたが、

終わってみると大事なのはHowではなく、Being、つまりは在り方が
何より重要なのではないかということが分かりました、

また、先々の新規事業ではなく、まずは社内における今のコミュニケーション
そこを見直すことが最優先であると

最終的アウトプット

こちらが私が最終回でまとめたアウトプットです、生成AIの力をお借りしました

左上から時計回りに順に説明しますと、

・スマホは檻の中に入れて集中しよう
・その時々を大事にしよう
・ありのままで臨もう
・カオスを楽しもう
・平和さを前提に置こう
・対話に言葉は不要
・Goだけではなく時に時間を止めてみよう
・対話の道は果てしない

と、まぁこんなところです

遠眼合理

例えば、コロナ禍以降で社内でチャットをすることが増えた、
という方も少なくないのではないでしょうか、

そこで投げかけたい問いとしては、

「そのチャットは本当にチャットではないといけませんか?」

ということで、チャットは便利でインスタントにコミュニケーションできますが、
その利便性の反面で失っているものはないでしょうか、

具体例を挙げてみます、AさんとBさんについて、
AさんはいつもBさんとのチャットの中で、Bさんの返答の文言から
なんとなくBさんに対して距離を感じてしまう、

その関係性が続く中でなんとなく心の距離ができてしまう、
AさんはBさんにとって有益と思われる情報を得たが、
Bさんに伝える気になれず、Bさんは成果をあげるきっかけを失ってしまう、

つまりは短期的なメリットの代わりにロングレンジでのメリットを失う、
このようなケースは各社で生じていると思われます、

知人が命名してくれた、「遠眼合理」への意識を高めなくてはです。

民主主義とレゴ

また、対話とは民主主義であるべきで、民主主義は楽ではない
本当に各自の意見を聴いて尊重した上で答えを出すのには時間もかかりますし、
気力も使います、それをめんどくさがると多数決という意思決定が行われます、

しかし、そうではなくて皆のベストを飲み込んだ上での全体としてのセカンドベスト
いかに創り出すか、リーダーはここにフォーカスをしなくてはなりません、

真の民主主義が構築できた折には対話は可能性の始まりとなります、
その場において言葉として何も発していないヒトがいてもそれはそれでOK、
心の中では何かを感じ取っているでしょう、

自分は自分、デンマークではレゴが例えに出されているようで、
レゴのように凸凹があることで、何を補い合えばいいかが明確になる、と

これはダイバーシティにもつながります、横並びの教育ではなく
尖った部分を磨いていく、と、スパイク型になれということですね、
ある参加者の方が言われていた石垣の例えも非常に分かりやすかったです、

様々な形の石を組み合わせて1つの塀をつくる、あれこそ多様性の象徴、
そして対話には対話道とでも言えましょうか、永遠に続く道のようなものでもあります
そこにゴールもないし、どこからが対話かという明確な定義もない、
対話の中にはノンバーバルな感じるということも含まれ、自然を感じることも対話である、
全てを言葉にしてしまうとそれが制限になってしまうことがあるので注意すべし、

そして、時に答えを出さずに保留することも大事、最短最速が全てではない、
これはコーチングにも通ずるところがあります、傾聴が大事、という点も、
参加される方へのリスペクトが心理的安全にもつながり、活発な意見もそこから生まれます

委ねる、と、これから

また、「委ねる」ということについても考えさせられました、
限られた時間の中で、どこまで皆に場の流れを委ねられるか、
実際に色々な場に出ると特定の参加者の存在により場が散らかっているな、と感じるときも、

それに対するアドバイスとしてガイドラインとマニュアルの話をいただきました、
マニュアルは文字通り行動を縛るもので、このようにしてください、と指示するもの、
ガイドラインはこの範囲の中でやってくださいね、と大きな枠組みだけ提供するもの、
そうすることで流れが明後日の方向にいかないようにする、

とはいえ、本質的に委ねるという場合にはそこも超越しないといけないんだろうな、

また、ファシリテーションについてあまり触れる機会はありませんでしたが、
ファシリテーションとは川を流れる水を遮るような障害物を取り除く行為という、
参加者の方からの説明が非常に分かりやすかった、障害物がない場合には特にやることはない、

社における民主主義を実現するためには、皆が発信をできる環境づくりが重要で、
そのためにまず何から始めるかというと、「社内報」からとなります、

お互いに相手のことを知るところから始めようと考えています。
先々には色々なメンバーをアットランダムに選定してのワークの時間などもつくりたいですね。

また、KJ法などもそうですが、対話の内容を整理するためのHowについても
最低限持ち合わせた方が場の質も高まるということも感じておりますので、
そのようなHowについても別途学ぶ時間をつくろうと思います。

最後は問いかけで締めさせていただきます。

「普段、対話はできていますか?それは本当に対話ですか?民主主義は成り立っていますか?」

この記事を書いた人

編集部

編集部

株式会社ユーズドネット代表取締役

新卒で入社した会社を1年半でやめて、靴職人を目指し、東京へ。 その後、アルバイトで入ったベンチャー企業で、マザーズ上場、執行役員を経験。 今は趣味で靴づくりをしながら、会社の代表取締役、新規事業立上、MBA取得への学び、 ベンチャー企業の新サービスの顧問、SDGsを広める活動も。これまでに買った靴の数は1000足以上!VANSをこよなく愛するファッション野郎。