「リペアカフェ」ご存知でしょうか
すでにオランダなど、欧州などでは
活発化しています、
修理をしたいヒトとできるヒトを
つなぐ場所です、
サーキュラーエコノミーの中にも
リペアという概念が有り、
リペアエコノミーなんて言葉も
生まれつつあります、
英国でも「修理する権利」
が法制度化されましたね、
が、日本国内に目を向けると、
リペアカフェ、と検索しても
あまり出てきません、
まだ、大きなうねりには
なっていない模様、
ただ、私個人としては
今後のトレンドの中でも重要な要素
そのように考えておりましたので、
知人に紹介をいただいて、
日本国内のリペアカフェを訪問しました
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リペアカフェいちじくさん
住所：埼玉県比企郡川島町表
（訪問時はリペアカフェいちじくでご検索を）
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店主の大島さん
ご自宅のリフォームを契機に、建築の道に入られ、
保育士、食品衛生責任者、古物商の資格も保有され
マルチに才能を発揮されています、
趣味のツーリング用のブーツをオーダーするだけでなく、
なんとご自身でも靴づくりもされているとのこと（共通点）
今は亡きお母さまの夢を「リペアカフェいちじく」
という形で実現され、足が不自由でらっしゃったお父様のために、
バリアフリー設計になさったそうです。
サンダルづくりのワークショップ
私は趣味で靴づくりをしていることもあり
サンダルづくりのワークショップ
を予約してうかがいました、
オーナーの娘さんが
講師を務められました、
まだ、学生さんにして、
靴づくりをお仕事としてされているようで、
店内には、
靴用のミシンでしたり、
ニッピの革漉き機がありました、
すでに木型づくりも含めて
本格的に靴づくりをされています、
ワークショップ自体も
シンプルで初心者の方でも
楽しくできるコンテンツ、
ですが、意外と歯ごたえのある
約3時間前後くらいかかるものに
なっています、
・アッパーの革
・中敷きの革
・ソールの色
そしてデザイン、と
参加者の意向を汲んでいただけます
そして、教え方も非常に丁寧で、
抑えるべきポイントは
しっかりとアドバイスしてくださり、
基本的には、自由に、
制作を進めることができました
同じタイミングで
もうお一方、ワークショップに
参加されている方が
いらっしゃいましたが、
制作中も、
蕎麦屋さんでしたり、
パン屋さんでしたり、
おしゃべりなどしながら
何とも心地のいい時間でした、
リペアカフェいちじくは
建物もとても素敵で、
ハーフビルドでご自身でコツコツと
仕上げられてきたとは思えないほどの
クオリティでした、
建物の窓には、型板硝子と言われる
模様の施された硝子が
使われていたり、
端材を有効活用されていたり、
ずっと居られる居心地の良さです。
ワークショップ後には
おやつもいただきました、
・いちじくシャーベット
・自家製梅ジュース
・ヨーグルトにブルーベリーソース
・ねぎ味噌煎餅
・カリカリ梅
・ピクルス
サンダルづくりのあとの、
おやつは胃に染みました、
なんとも優しい味
お土産もいただいちゃました・・・
リペアカフェとは
いちじくさんには、
他にもコンテンツがあります、
・木家具のオーダー
・木家具のリペア
・ストレッチ
・ナンタケットバスケット
などなど、
ワークショップに参加されている方は
自営業の方や医療従事者の方が
多いようで、
ストレッチなども参加者も日によっては、
室内がパンパンになるそうです、
私の中で印象的だったのが、
大島さんの
「モノだけでなく、ヒトもリペアする場所」
というお言葉でした、
ストレッチなどで自分のコンデションを整える、
という意味でのリペアもあれば、
いちじくさんに集まる
お客様同士の会話を通じて、
リラックスして、笑って、
自分らしさを取り戻す、という意味でのリペア
ということも言えるのではないか、と。
（表現難しいですが・・・）
ヒトとヒトとの接点が生まれ、
モノを補修してもらう、ということも
もちろんですし、
自分自身のアイデンティティを
再確認する場所、とも言えましょうか、
修理についての私見となりますが、
仮説的には、日本には多くの
技術をもった方が、居ると想定されます、
そして、モノを修理したいという方も
いらっしゃいます、
ただ、修理サービスを利用する、
ないしは自分で修理する、
以外に選択肢がなかなかなく、
身近に修理ができる人が
居るかもしれないにも関わらず、
つながる機会もない、
当然、知り合う術もない、
それを賄うのが、リペアカフェで、
「ありがとう」というその言葉が、
自己肯定感につながり、
生きがいにもつながるかもしれません、
埼玉県の川越付近にお越しの際には
是非、「リペアカフェいちじく」さんに
お立ち寄りください。