9月の15日に新潟県の十日町を中心に行われている
大地の芸術祭というアート祭に行ってきました
▼大地の芸術祭HP
https://www.echigo-tsumari.jp/
時間も1日しかありませんので、
前日にここは必ず行こう、という場所だけ決めて、翌日に臨みました。
幸いにも雨等の天候ではなく、思う存分回ることができました
()内は現地に到着した時間を参考程度に掲載しております。
パスポートもなんかいい感じです!
①まつだい「農舞台」(10:10)
「都市と農村の交換」というテーマのもと、地域の資源を発掘し発信する総合文化施設
建物自体アーティスティックで素敵です
今回の芸術祭のアイコンとも言える
草間彌生さんの作品があるのがこちらの施設、
廃材といいますか、不用とされたものを活用しての
アート作品が多く展示されていました、
ペットボトルを使用したものや、ドアを使用したもの、
付近は本当に田んぼで、その中に突如としてアートが登場する、
そのコントラストも刺激的でした
時間の関係で松代城に行くことができなかったのが残念、
(あとあと考えると行く時間はあったはず)
②越後妻有里山現代美術館MonET(11:20)
十日町の中心地にある美術館での展示、
建物も中身も洗練されたビジュアルです、
2021年にリニューアルされたとのこと、
受付の方が非常に丁寧で、
芸術祭全体の楽しみ方を教えてくださいました、
ここでも様々なアートが当然展示されており、
中でも時計のムーブメントが天井から多数吊り下げられた作品が
とても印象に残りました、
アートに触れることは完成を磨く上でも大事だなと
改めて感じさせられた次第です
ちなみに、この建物の横には物産展も併設されています
③KISS&GOOBYE(土市駅)(12:10)
JR 飯山線を舞台とした
新作絵本『幸せのきっぷ Kiss & Goodbye』を軸にした作品、
無人駅である土市駅の脇にある
電車を模したような大きな造形
豪雪 地帯である越後妻有地域で見られる通称「かまぼこ型倉庫」
に着想を得ているようです
画のタッチが個人的にも好みでした、
こちらのアートも突如として現れている感が強く、
周囲の風景とのコントラストも面白い
④KISS&GOOBYE(越後水沢駅)(12:20)
先程の駅からほど近い場所に、
同じクリエイターさんのアートが展示されています、
こちらは犬を模したアート作品でしょうか、
内部を見ることもできました
画のタッチも個人的に好きなものでした、
岡本太郎さんと草間彌生さんを足して2で割った、と表現していいものか、
⑤「森の学校」キョロロ(13:00)
豪雪地松之山の山中に位置する自然科学をテーマとした教育研修施設
建物自体、非常に味のあるこちらの施設、
中でも特に印象的だったのが、
積雪量を見える化したもの、
5メートルを超える積雪というのは、想像もつかないレベル、
蝶々の標本も圧巻のスケールでした
⑥清津峡渓谷トンネル(14:00)
日本三大渓谷にも数えられる清津峡
こちらも芸術祭のアイコンとも言えるスポットで、
今回回った中でも圧倒的に人が多かったです、
特に若い方が多かったかな、
近くを流れる川の水の綺麗さにも心を洗われました
中に入るとかなりひんやりとしており、
そこを7、800メートルほど歩く形となります、
おそらく週末は人がさらに多いと思われるので、
パンフレットなどにも使われている、
鏡面のような画像を取りたい場合は、
平日に行くのがおすすめかも知れません、
過去の歴史を踏まえて、鑑賞すると味わい深いです
トンネルに行く途中の売店のお姉さんにも
このスポット含めての楽しみ方を丁寧に教えていただきました、
出先での現地の方との交流も楽しみ方の1つですね
⑦鉢の石仏「6つの徳の物語」(14:50)
第1回大地の芸術祭の際に、住民の方と
交流を図りながらつくられた作品のようです、
これまた、この芸術祭のアイコンの1つでもある作品、
本当は最初に行こうと考えておりましたが、
ナビでうまく検索できずに諦めかけていたところ、
たまたま看板を見つけてたどり着くことができました、
神社の敷地内にあり、静かに存在感を放っています、
周囲には誰もおらず、神聖な雰囲気や空気感を独り占めできました
⑧絵本と木の実の美術館(15:00)
鉢の石仏のすぐ近くにあるこちらの美術館は廃校を活用しています。
味わい深い造詣が内部のいたるところに
お目見えしています、
元体育館ゆえのバスケットゴールとのコントラストも
非常に乙ですね、
学校として稼働して居た際には、想像もつかない
使われ方かもしれませんね、
外にはビオトープもあり、
廃校になったという文脈と生命という文脈とのコントラストも
これまた味わい深いです
⑨光の館(間に合わず)(15:30までだった気がします)
鉢の大仏を見つけたのは、この光の館に向かう道中で、
結果的に到着が15:30少し過ぎとなり、
間に合いませんでした、
が、車の方向転換をしようとした際に
館を見ることはできました、
夜のライトアップされたイメージ図が
芸術祭のHPに使われていますが、
夜も公開されている時期があるのだろうか、
代わりに付近のアートを掲載
⑩星峠の棚田(16:35)
最後の締めには、こちら、
画像だと伝わりづらいですが、
景勝地として四季を通じて観光客やカメラマンが訪れる場所、
神秘的というか、アートそのものです、
心に訴えかけてくるパワーを感じました、
大地の芸術祭の大地、という言葉をまさに想起させる
素晴らしい兆候です、
自然の織りなすアートは人が創り出すアートとは
また異なった、コントロールしきれない部分も加味してのモノとなりますので、
味わい深いものがあります、
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その後、妻有エリアを後にして、
長野市内に向かいました、
今回10箇所訪れることができましたが、
マップを有効活用しきれていませんでした、
事前にマップの使い方を理解して
ルートを組んでいれば、
あと2箇所くらいは確実に行くことは可能でした、
1つ1つのアートを時間をかけて楽しむ場合は
やはり1日では足りないかもしれませんが、
1日でもある程度楽しむことは可能です、
何より、普段自分たちが扱うアイテムと近いところにあるような
素材が多数使われている印象で、
感性というスパイスを効かせるだけで、
こんなにもモノが変身することにも感動を覚えておりました、
創造性は移動距離に比例する、
今回得た刺激が何かしらの形で、アウトプットにつながりますように。