【編集部】ショウワニア@Daiichi-TVフリマ大作戦で感じたこと

【編集部】ショウワニア@Daiichi-TVフリマ大作戦で感じたこと

2025.04.04

3月の末に静岡県のツインメッセ静岡で開催されました
Daiichi-TVフリマ大作戦にショウワニアも参戦してまいりました、

結論、「リアルなフリマは良い」という所感です、

今の時代、フリマアプリでモノの売買は簡単にできてしまいます、
それに比べると会場にいく労力、店主との価格交渉などなど、
リアルなフリマは手間でしかないとも言えます、

でもなぜそれが良いのか、やはりそのめんどくささがいい、そう私は考えています、

Daiichi-TVフリマ大作戦は一般の出店者の方が非常に多く、
かなりフリマになれているような方から、初めて出しました的な方まで
幅広い層の方が出店しておられた印象です、

子どもがお店の手伝いをするなどのブースもあり、
お店の手伝いをする中で、様々な世代の来場者の方々とコミュニケーションの機会を持つ
ということや、あとは自分自身でモノを販売してみることでお金を得ることの労力
これについても感じることがあるでしょう、

少し前の日経MJに若者にフリマが人気、なる記事があり、
そこには通販で買い物をするより効率という意味でも勝っている
そのような内容が書かれていた記憶があります、

見方によっては、各地域にあるパルコさんなどのような様々なブランドが軒を連ねる
ファッションビルよりも個性が爆発しているとも言えます、

確か今回のフリマの出店数が380ほどで、かつ1フロア
1フロアにこれだけのお店が並んでいる場所もないですよね、

また、このフリマは入場料の要るフリマでもありましたので、
来場される皆様の熱量もかなり高かった印象です、

当初の来場者目標が6000人だったところ、結果的には7000名オーバーだったようで、
主催の皆様の努力はもちろんのこと、フリマのポテンシャルを改めて感じた次第です、

我らがショウワニアブースでは昭和をイメージした空間の演出を行いました、
おそらく今回のフリマでブース内に畳を敷いていたのは我々だけ、

黒電話の人気はもはや横綱で、黒電話を懐かしまれる方、黒電話に好奇心を持たれる方、
様々におられましたね、

ブース内の畳に座っていただいて、お友達に我が家にいる風、的なイメージで
写真をとっていただく方、

当時の想い出を懐かしそうに語ってくださる方、
また「これもうちにあった、あった」とはしゃいでくださる方、
改めて昭和という時代のパワーを受け取るような時間となりました

フリマ運営の大手の企業などの撤退も生じておりますが、
AI時代においてリアルなフリマの価値というものは今後も上がっていくのではないか、
そのように感じております、

今回のフリマでは外国の方の姿はあまり見かけませんでしたが、
以降においてはインバウンドの外国の方々にも上質な日本のセカンドハンドアイテムの
DIGを楽しんでいただきたいと思ったりもします

今回、ショウワニアのブースにおいては、「あなたにとってのショウワとは?」
という問いに対して頭に想起されたことを付箋に書いて貼っていただく、という企画も行いました、

・外で遊ぶことが多かった
・スマホはなかった時代だが別に不便ではなかった

その他、合計88枚ほど2日間で皆様が想いを書いてくださり、考えさせられることも多かったです、

確かに自分自身も子どものときは常にどこかしらにカサブタがあり、ゴツメのカサブタを剥がすのが楽しかったり、家の中で遊んだ記憶はほとんどありません、毎日野球をしていた記憶があります、

また、スマホの件について、例えば待ち合わせ一つをとっても、
今思うとよくうまく待ち合わせできなよな、と感じたりもします、
今と当時を比較すると、ドタキャンのようなものも少なかったのかもしれませんね、
コロナ禍でのオンラインイベントなどはキャンセルを簡単にできるようにもしましたよね、

またナビについて、カーナビがない時代は紙の地図を自分なりに調べて
営業先などにも行ったものです、不思議なもんでその習慣を続けると勘が働くんですよね、
このあたりに取引先の店舗があるだろうと、匂いがする、と、

スマホのナビアプリなどを使って以降は道を覚えようとする意識もなくなりました、
テクノロジーとしては確実に進化をしていますが、生き物としての人は進化しているのか、
むしろ退化しているのではないかと考えさせられます、

話をフリマに戻すと、最近、コミュニティデザインで有名な山崎亮さんが
「面識経済」という書籍を出されました、顔の見える相手からモノを買おう、と、
通販もますます便利になり、関東圏であれば当日配送される地域も少なくないかと、
再配達という社会課題への解決策としての置き配などを活用すると、
誰とも顔を合わさずに欲しいものが手元に届きます、よくよく考えてみると不思議な感じですね、

AI時代に様々な領域で現状の見直しが進むと思います。興味深い論点です。