2023年どんな一年になるだろうか

2023年どんな一年になるだろうか

2023.02.03

取材について

REUSEDでは今年もヒト環境社会に
優しい事業を展開されている個人の方、事業者様に
取材をさせていただく予定です。

編集部が中でも関心を寄せているのが
労働力不足に関するもので、

2030年に600万人を超す就労者の不足が見込まれる
というデータが出されていたりもします、

その解決策のひとつがシニアの方の活躍ということで、
政府の打ち出されている1億総活躍社会ともマッチしております

そういった観点で、シニアの方々の周辺のお困りごとに訴求する
事業をされている方々から昨年より学びを得させていただいております

リスキリングについては、週休3日制を活用してなどと
いわゆる現役世代中心だけの話ではなく、

今後の社会を考えるとありとあらゆる世代において
求められてくるはずです、

昨今、世の中を騒がせております、
ChatGPTの存在でも明らかにされたように、

すでに過去の答えを基にある程度精度の高い回答を
答えのある問いについては、テクノロジーが行ってくれる社会に
なってきておりますので、

ヒトは常に自分たち自身をアップデートさせなくてはなりません、

また、ヒトではないとできないこと、へのフォーカスも
ますます高まるものと思われます、

そういった意味では自分の中にあるものを引き出してくれる
コーチングのニーズもますます高まるでしょう、

また、経済活動においても、
サーキュラーエコノミーの進展もそうですが、

大量生産大量消費への疑問が投げかけられており、
日本の強みでもある手仕事への関心も高まるのではないでしょうか、

手仕事においては、いわゆるプロセスエコノミーと言いますか、
その過程にも価値が宿るため、提供サイドはいかにプロセスを可視化するか、

それもまた求められてまいります

そして、モノをつくる企業においても、以下に購入後のお客様の生活を
アップデートするか、そして日常的な接点の創出をいかに行うか、
そのあたりの設計が求められてまいります、

2023年度は2022年度以上に変化が早く大きな年になることが
見込まれますが、それを追い風にできるか、逆風になってしまうかは、
イマジネーションの差に影響を受けると思われます、

両利きの経営でいう知の探索、つまりは日常の延長上にない情報の獲得や
友人知人関係の構築、このあたりも進めたいものです、

人流などもコロナ禍前に戻りつつある状況ですので、
積極的に外に出て未知との遭遇を楽しみたいと考えています。

REUSEの今年

リユース業界は今年に3兆円のマーケットになります、
現在4兆円と言われる百貨店業界を近いうちに超えるでしょう、

いわゆる1次流通を担われている企業様も
著名なところでいうと、オールバーズ、土屋鞄さんなどはすでに
2次流通もバリューチェーンに組み込まれて事業を行われています

世の中がモノであふれているなか、
顧客接点が重要になっていること、そして自社の製品の使われ方、
いわゆるスコープ3にまで目を向けた際に、

2次流通を自社で担うということはごくごく自然な流れであると感じます
それを機会と見るか、脅威と見るか、既存のリユース企業は試されています、

モノからコトへという世の中の流れの中で、
リユース事業は環境に良いという見られ方をされることも少なくないと思いますが、
内部に目を向けるとリニアエコノミーという旧来のビジネスモデルと
なんら変わるところはない、というシビアな見方もできてしまいます、

お客様の生活においては、モノを売るタイミングより
モノを売らないタイミングの方が圧倒的に多い中で、

モノを売らないその時間に接点を持ちづつけることが求められてきます、
それはコトへのシフトを意味していることにもなります、

例えば、少し前に流行ったマイルズというアプリがありますが、
日常の移動を価値に変えるというもので、

日常に溶け込みやすいサービスとして非常によくできています、
リユースの場合ですと、環境にいいアクションをするとポイントがたまり
それを買取の際に通常の買取価格+アルファとして使える、などとなるかもしれません、

その際に重要なことは、「ねばらない」ではなく「したい」
その動機づけをいかに行うかということで、

散歩をエンタメに変えたポケモンGoに学ぶところはとても大きいです、

また、世界的にブームとなっている、こんまりさんですが、
日常の生活の質を上げるためのお片付け、心を整えるという点にも
つながっているのであろうと推察しておりますが、

まだ40兆円以上眠っているリユース品のマーケット開拓においては、
リユースすることで心が豊かになる、そのような顧客体験をいかに創り出すか、それがポイントになると考えています、

答えのないところに答えを創りに行く時代、業界を超えたつながりによるイノベーション、
REUSEDもご協力いただけるインタビュー対象の方と化学反応を起こせるよう精進いたします!