【編集部】共創地球塾Excursion@那須

【編集部】共創地球塾Excursion@那須

2023.09.04

共創地球塾の特別Verとして那須でのExcursionが行われました。

共創地球塾について
https://uoc.world/articles/details/?id=uctv8x9p99f

1日め

1日目は冒頭で日本の文化人類学者、京都芸術大学教授でもある竹村真一先生、
東京大学教授、慶應義塾大学教授でもある鈴木寛先生からの挨拶に始まり、

共創地球塾に参加している各企業からのプレゼンの時間となりました、

各企業持ち時間は30分(発表10分、フィードバック20分)

CTCさま、横河電機さま、LIFULLさま、ウェザーニューズさま、などと並び
プレゼンの機会をいただけたので、しっかりと準備を行い臨みました、

手元の手帳にメモをとりながら各社のプレゼンを聴いておりましたが
メモがあっという間に沢山になりました、

いくつか気になるキーワードを抜粋して書かせていただきます

~~~~~~~~

・3人称でSDGsに取り組まない
3人称=他人事と捉えることもできます。他人事としてではなく自分ごととして、
さらにいうと自分ごとの範囲を広げて世界について考える必要があるということ

・媒介者が居ることの重要性
1社目の企業様のプレゼン時に質問をさせていただき印象的だったのが、
組織に緑を加えるとコミュニケーションが活性化するこということで、
つまりは余白ができるということです。これまでは目の行き届いていなかったところにまで
目が行き届くようになるということ。余裕がないとついつい厳しい物言いになってしまうところ、
緑が存在するだけで皆が少しやさしい気持ちになれ、例えば芽が出るとそれが話題になる。
これに対して竹村先生からのフィードバックが媒介者の重要性、弱い存在を間に挟む、
今後のヒントにもなりそうな観点でした。

・消費という言葉を消す
私のプレゼンに対して竹村先生にいただいたフィードバック、消して費やす、
それがVCに関わるヒトについても同じような状況となることへの疑問、
すぐには届かないという待つという楽しみを奪うこと、ECに余白をつけるとどうなるのか、
非常に示唆に富むコメントをいただきました

・看板娘
鈴木先生から私のプレゼンに対していただいたフィードバック、最近あまり耳にすることもなくなりましたが、昔の漫画などには出てきた気がします、ドラマなどにも。これはコミュニティマネジャーの重要性を示しており、場作りにおいてのヒントとなりました。タバコ部屋でしか繰り広げられない会話など興味深い話もギブいただきました教育になぞらえてのコミュニティの重要性のお話、生命の非効率ゆえの効率の話などを竹村先生にも重ねてコメントいただきとんでもなく贅沢な時間でした。おかげさまで1社あたりの時間を少し超えてしまったようで嬉しいが申し訳なかったです。

・20世紀は不満の時代、21世紀は不安の時代
鈴木先生によるコメント。その不安をなくすためにいざとなっても食っていけると感じられる経験を学生さんにも提供されているとのことで、それにより自己肯定感を得てもらうということのようです。
世代関係なく最も重要な事が何かという点への理解は流石で脱帽です。

・負の情報さえもポジティブに取り込む
これは自社にも活かせそうな考え方です。あまりOPENにしていないということで、
ここでは具体的な内容の掲載は控えておきますが、お金を払うと免罪符、だから払わないなど、
重ねて学びの多いプレゼンを聞かせていただきました。接写とゴザルそして余白の関係、楽しすぎる時間に脳はフル回転。

・コミュニティと余白
上記の中でも触れている、コミュニティや余白、今回の各社の発表の中でも共通して出てきたワードではないかと。鈴木先生の提唱されている卒近代に使われてる卒という言葉を借りて言うならば、卒予定調和の時代においては、ローコンテクストの時代つまりはモノを作りさえすれば売れる、なんてことはなく、一人一人を幸福にするハイコンテクストさが求められるわけです。変化が大きく速い中でそれを1社で行うには限界が来ており、コラボレーションも含めたまさに今回の塾の名称にもある共創が求められ、それはコミュニティとも言えると思います。また、ローコンテクスト✕テクノロジーが余白を奪えば奪うほど、ヒトの心は本能的に余白を求めるはず、余白がなければ他者を受け入れることは難しく、それをしなくてはイノベーションは生まれにくい。私がずっと頭の中で考えていた感覚は間違っていない、自分の考えに自信を持てた時間でもありました。

~~~~~~~~

各社のプレゼンの熱量が非常に高く予定をオーバーして終了、
その後は宿泊先にチェックインして懇親の場という形になりました、

私はお世話になっている池田さんと、博報堂のヒロさんと一緒の建物でした。

懇親会でも良い出会いが有りました、慶應SFCの学生さんでZ世代の方、
0歳からバレエをはじめ、今もバレエ会のために活動をされている方で、

私がプレゼン資料にも込めた価値観や考え方などにおいて合致する点が多く、
他の企業の皆さまとの懇親の時間そっちのけで様々なお話をさせていただきました

その後車座になり、1日めの所感をシェアしあったわけですが、
共創地球塾のタイトルにもある共創まさにそのバースデーというような空気感で
刺激的なのにとても居心地が良い、かつ馴れ合いではない素晴らしい時間となりました

部屋に戻ったあとは池田さん、ヒロさんへの感謝と今後について深い夜までお話をさせていただきました

2日め

2日めはディープタイムウォークという今回のExcursionのスペシャルコンテンツがあり、
那須岳を登山してきました、

普段全く登山はしないので、お作法も分かっておりませんでしたが、
1度経験してみたことで次回からの登山における装備などは理解できました

非常に良い機会、地球の46億年の歴史を登山をしながら学ぶという
斬新なスタイルのアクティビティでしたが、

山には多くの方が居てすれ違うと「こんにちは」と挨拶したり、
心が穏やかになりますね、景色もいいですし、

合間合間で参加企業様ともコミュニケーションが取れて距離もさらに近くなりました

鈴木先生は東京にお戻りになられていたので、竹村先生のみでしたが先生の知識量には感服するばかり、

前日夜が深く朝早いというスケジュールのために朝の体調はお世辞にも良いとは
言い難い状態でしたが、山登りを経て回復いたしました

今回のExcursionでは、事業の先のビジョンを描く上や社会の未来を考える上での大きなヒントもいただけ、
自分の描いている世界観への勇気、確信も得られ、さらには日常の自社の事業ではまず出会わないであろう
企業の皆さまとも個と個としての距離を縮められ、今後何らかの形で芽が出る可能性も生まれました

当然、今回もこの場にいるリユース関係者は私だけであり、リユース業界の存在感を
少しは示せたのではないかと感じていると同時に自分の見立てが間違っていないことを感じ取れた次第です。

今回関わってくださった全ての皆さまに改めて感謝する次第です。