白馬全体を環境を学ぶ大きな教室に!一期一会の「場」づくりをするホテル「NOMAD」の エクストリームな人生を歩まれてきた福島さんに聞いてみた(前編)

白馬全体を環境を学ぶ大きな教室に!一期一会の「場」づくりをするホテル「NOMAD」の エクストリームな人生を歩まれてきた福島さんに聞いてみた(前編)

先般、記事にさせていただいた
GWH3、現地で白馬の地元の様々な方と、
つながりができました、

今回は、その際につながりができた、
「NOMAD」の福島さんに、
白馬の地元の方目線でのお話をうかがいました、

なかなかエクストリームな人生を歩まれている
福島さんへのインタビューをお楽しみください!

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~NOMADさんHP~

Set in the center of Hakuba village, Nomad Hakuba is a newly renovated hotel wit…
nomad-hakuba.com

~NOMADについて~
あてもなく常に移動してるイメージの遊牧民(Nomad)。
でも実際はそれぞれの季節に応じたお気に入りの住処があり、
毎年その場所近くに戻るのだそうです。
Nomad Hakubaもお客様に毎年戻って来てもらえるお気に入りの住処になれるよう、
心の休まるくつろいだ空間を提供してまいります。

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R:REUSED
N:NOMAD福島さん

白馬は多様性の宝庫!

R:かんたんな自己紹介をお願いします!
N:東京の狛江というところで生まれ育ち、
二十歳の頃に雪山に興味を持つようになり白馬へ篭りにきて、
冬はスキーインストラクター、夏はラフティングガイドをして白馬を満喫していました、
そんな中ふと英語をしゃべれたらいいな~と思い、当時24歳くらいでしたかね、
外国人が経営する旅行会社が白馬で現地バイトを募集しており、そこに入りました。
オーストラリアに会社があったので、時々オーストラリアとニュージーランドに行っていましたね、

R:なんかかっこいいすね、海外・・・
N:これには実はとんでもないエピソードがあって、
2年ほどたって英語がある程度わかるようになったある日、
オーストラリア人社長と2人でメルボルンで飲んでいた時に言われたんです
「お前はなんでここにいるの?」と。
実は面接時に落ちていたそうで。本当に全く英語ができなかったので。
面接が終わったときに握手し肩 をポンポンと叩かれたのを合格だと勘違いし。実はそれって、
「お疲れさん」という不合格の意味だったんですが、
次の日から勝手に行って、社長もスタッフも日本語が喋れない為
そのまま働き続けいつの間にか入ってまったんです。

R:そりゃ素敵な勘違いだ・・・ 東京ご出身というのはGWHの時には
聞いていなかったので、初耳でした。。。

N:よくよく考えると、はじめのころには、給料という給料はなく、
自分で必要な額面を伝えるとその額がもらえる、そんな感じだったんですよね。
結果的に、その会社には4年ほどお世話になり、
その後はキャニオニングガイドなども経験して、
そのころ、ライフイベント的にも結婚というものがあり、
地に足をつけたいということで場所の候補としては奥多摩や水上などもあったが、
白馬山々の雄大さがわすれられなかったんです。
過ごすなら、この白馬三山の雄大な景色をみながら過ごしたい。
ということで白馬にに定住をきめました。 スキー場で社員などをしていたのですが、
今の会社が宿を始めるということで声をかけてもらい
今年でNOMAD HAKUBAオープン5年目を迎える事ができました。

R:御社の事業についてもご紹介ください!
N:NOMAD HAKUBA 単体でいうと宿泊業です。
リゾートジャパンという会社の一部で、オーナーが東京で不動産業を営んでいる事もあり、
会社としては不動産がメインの会社なのですが、
不動産の取引をしている中でこの建物(NOMAD)が出てきて、
当初は築年数も古いし潰して更地にして売って欲しいと頼まれたらしいのですが
オーナーが見て、『ここをつぶして新しいモノを立てるのはもったいない、
自分たちで面白い宿やっちゃおう!』 となり今に至ります。

R:白馬においての仕事探しは横のつながりが重要そうですね。

N:白馬での仕事探し、ビジネスの起点は横のつながりですね、
私の時も、社長と一緒にオーナーのところにいき、食事をご一緒させていただき、
食事後には自然に働く事が決定していました。

R:bookings.comでの9.9という高いスコアの源も気になっています!

N:いいお客さんに恵まれているからです。
僕が接客が好きで喜んでもらえるなら何でもしちゃうせいもあるかも、笑

NOMADの良さの一つはお客様との距離感が近いということです。
コロナ禍では難しいですが、お客様と飲みに行ったりもしますよ。
一度一緒に飲みにいくと、HAKUBAファンになってもらえるんですよね。
コロナ前は99%インバウンドで滞在が1週間は当たり前で1週間いたら完全に友達になり
白馬の一員になってなってますよね、結果、帰国後に広めてくださることが多かったです。
宿泊業も効率化重視のトレンドがきていますが、
ウェットさを大事にしている我々にとっては効率化が全てではないんですが
このコロナ過では色々と難しく悩んでいます。

R:どこから来られるお客さんが多いのでしょうか?
セミナーなどのキーワードもHPに掲載されていますが、
企業の利用も多いのでしょうか

N:コロナ過の現在は8割がたが日本人のお客様で国籍が日本外のお客様が2割くらいです。
セミナーやリモートワークについてはコロナ禍で以前より開催条件が厳しくなってきておりますが
1人1部屋利用の10名規模の小さな集まりで開催して頂いております。

R:どんな企業様などがご利用されるんですか

N:最近あった例ですとIT企業の自転車部の方が自転車合宿withワーケション、
老舗和菓子会社の企画会議合宿、大学のゼミや英会話教室、ヨガ教室のリトリート合宿など内容は多岐に渡ります。
最近ではJoinsさんという社員全員フルリモートで働かれている会社さんが年1回決起会でお使いになられ、 気に入ってくださり、
会社の登記をうちの住所にされたりと、 会社の在り方と白馬という見方をされる企業様もいらっしゃいますね。

R:私は景色に魅了されたのですが、白馬の魅力についてお教えください!
N:景観と多様性が共存しているところが魅力ですね。特別な景観、
そして経済が周っており地方の田舎なのに多様性があるところですかね、
多様性についていうと、海外の事業者、外国籍の事業者が多いですね。
コロナ過でインバウンドの停止している状態でも、街中には今でも外国人がちらほらいますし、
レストランの数も多く軽く100件以上はありますし、
種類もメキシカンからミートパイまでとふり幅が広いんですよね。
白馬の9千人という人口だけで判断するとすると、すごいことですよね。
実際にうちの宿はコロナ過以前は日本語が通じない時期もありましたよ。
私以外の従業員は皆外国籍だったりして、その時期の白馬では結構これが普通でした。
定食屋のおばちゃんが自己流の英語で外国人のお客さんと仲良く話しているかんじです。

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続きは後編で!!!