サーキュラーエコノミーがテーマの長野県白馬村で開催された「GWH3」に参加してまいりました。

サーキュラーエコノミーがテーマの長野県白馬村で開催された「GWH3」に参加してまいりました。

2021年9月7日~10日まで
長野県北安曇郡白馬村に

サーキュラーエコノミーについて
考えるカンファレンス

GWH3に参加するために
行ってまいりました

最初の2日程はインプット中心、
残りの2日程はアウトプット中心、

白馬村のサーキュラービジョンである
「遊ぶ、企む、つくる」

を実装するために何から始めるか、
が今回の重要なテーマとなっていました

白馬で感じたこと

白馬村と聞いて、多くの方が
イメージするのが、

長野五輪ではないでしょうか、

1998年、日本に多くの感動を与えてくれました
私自身もスキージャンプの印象が
非常に残っています、

実際に村にはそのレガシーが
たくさん残っており、

コロナウイルスの関係で、
営業はしておりませんでしたが、

最終日前日の宿泊先から
目と鼻の先くらいの場所に

例のジャンプ台があり、
大興奮いたしました、

近くで見ると、迫力が半端なく、
オリンピックスポーツでも
身近に感じるものもあれば
遠く感じるものもあり、

この例でいうと、圧倒的に遠く感じます、
これを飛ぶというのは想像できない・・・

そのオリンピックに合わせて
街の景観をそろえようということで、

非常にカワイイ見た目の建物が
多いのも特徴的です、

まるでお菓子の家みたい、
ないしは、アルプスの少女ハイジのまさにあの世界観、

そんな白馬ですが、
ファクトベースでみると、

地球温暖化の影響により
スキー場の稼働日が年々減り、
(気候変動危機宣言を2019年に出されている)

元々、宿泊業が全産業の30パーセントを占める
村からインバウンド需要もなくなり、

いわゆる高齢化と、働き盛りと言われる
世代の方々の転出も続いており、

待ったなしの状況とも言えます、

そのような中で、

サーキュラータウンとして、
生まれかわるために、

観光課を中心に取り組まれています

構造的課題

私の身の周りでも、
長野への移住をしている人が
チラホラ居ると感じていたので、

実際に現地で知り合った、
移住者の方とお話をしたところ

白馬においては、
物件が圧倒的に足りておらず、

空きが出ると、すぐに埋まってしまう、
とのこと、

つまりは白馬に移住したい、
と考える人は少なくない、

ということですね、

ただ、著しい機会損失が
住宅という要因で発生してしまっている、

かたや、白馬には圧倒的に
宿泊施設(従業員50人以下)が多いようで、

村を車で走っていると、
本当に宿泊施設が多いです、

例えば、白馬パスポートではないですが、

月額制で何度でも提携先宿泊施設に
泊まれるなどのサービスがあっても
いいのではないか、と感じました、

関係人口を増やさないと
経済も活性化しないと思われます

景色が本当に素晴らしい

白馬を訪れて一番に思ったのが、
景色がとにかく素晴らしい、

ということです、

3日目、4日目は
岩岳マウンテンリゾートという
標高1100メートルほどの場所で

ワーク等がありましたが、
景色が半端なかったです、

スマホのカメラでとると、
3次元ではなく2次元的になってしまい
伝わり切らないのですが、

感動もん、です、

長野インターからは下道で、
白馬に向かったのですが、

白馬にはいった瞬間に明らかに
風景の質が変わりました、

観光資源としては最高で、
これを活かさない手はないのでは、と、

と言いますのも、報告資料等から
確認をしてみると、

白馬の宿泊産業の生産性は
全国平均の半分、ということなんです、

これは資源を有効活用しきれていない、
ということ、

また、白馬村の村民一人当たりの
ゴミを出す量は1100gと

全国屈指の優良な県とされている
長野の中にあって、

全国平均より多いレベルになっています、

宿泊産業の生産性とこれも
関わっているところです、

今回、白馬村民の方も交えて
ワークで意見交換等ができたことは
非常にいい経験で、

2030年をゴールとする、
白馬のサーキュラービジョンが
どのように実現されていくか、

ただ見守るだけでなく、
場合により、そこに関与する形で
見ていきたいと考えています。