サステナブルとは???~年末のTanjun社サイトウさんのお話~

サステナブルとは???~年末のTanjun社サイトウさんのお話~

2021.12.31

REUSEDのプロデュースにおいても
大変お世話になっているtanjun社、サイトウさん

定期MTGでの内容が興味深かったので、
記事化させていただくことにいたしました

Tanjun社については、
以下、ホームページより説明文を引用させていただきます。

~私達は、人々と幸せが集まるサイトをプロデュースする会社です。
Webマーケティングによる集客とブランディング、
ECサイトを利用した事業スキームの構築を得意としています。

私達の仕事は、お客様とそのファンとの対話、分析から
「らしさ」や「ヒント」を把握する所から始まります。

特徴・強み、課題といった「らしさ」や、
なぜ、ファンになったのか?という「ヒント」を
軸に「独自の価値」をお客様と一緒に確認。

ディレクター、ストーリーテラーとして、
お客様の価値をお届けさせていただきます。~

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tanjun社コーポレートサイト
https://tanjun.co.jp/

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R:REUSED
T:tanjun社サイトウさん

2022年どうなるだろう・・・

R:リユース事業って、サステナブルの文脈だと
難しいところがあります、バリューチェーンの
途中からいきなり現れて、その後ろには
すぎに廃棄、という課題も待ち構えています、
物質的なものは減っていく世の中で、新しい形を模索しています
何かありますかね?活路は。

T:レトロゲームなど、ヒストリーやエピソードが楽しめる
アイテムはコンテンツ的に狙い目かもしれません。
例えば、レッドオーシャンに見えるゲーム実況も、
レトロゲームの領域には、まだ余白が残っています。
私も時間の余裕があれば、レトロゲームの実況を行いたいです。
ゲームの楽しみ方をアカデミックな要素を交えて、海外にも
発信することでコンテンツボリュームが出せそうだな?と妄想しています。

同じ様な文脈で、ゲーム音楽も魅力的ですね。
海外の音楽レビューサイトの2021年のランキングで
日本のゲーム・サントラがランクインしました。

近年のシティポップブームなどがきっかけで
アジア音楽の評価が上がり、日本のレコードが
売れる様になりましたが、リアルタイムでは
ゲームやアニメが絡んだ作品の注目度が高い様です。

オリンピックの入場曲で使用されるほどの歴史と
厚みがあるジャンルなので、これからも注目されるかもしれません。

レトロゲームを販売することに話を戻すと、
トレンドを見て、どうやってコンテンツでエッジを
立てるかを意識することが重要だと思います。

シリーズ物で最新作が出れば、その話題に乗っかる形で
企画を立てたり、シミュレーションやシューティングなど
コアなファンが支えるジャンルにあえて光を当てたり。
例に挙げると、シリーズ最新作と過去作の比較紹介などです。

なんでもすぐに売ってしまうのではなくて、
発信できるコンテンツとそのタイトルの状況を照らし合わせ、
ゲームが好きな人が「これを見て語りたい!」
というコンテンツをもってくればハマるのではと感じます。

R:ゲームはスニーカーのストックXのように
投資物件になり得ますかね

T:おそらくならないと思います、理由としては、
ダウンロードやプレイ動画を見られる機会が増えたからです。
もちろんレア化をするソフトは出てくると思います、
それは海外でも認知度の高い人気タイトルの初期作など
コレクター価値があるタイトルに限られ、
投資市場を形成するほどの規模にならなそうに思えます。

R:SDGsと勝手流行っていますが、
サステナブルということについて、
サイトウさんがお感じになられることはありますか

T:多くの企業が急にやってきたWeb中心の売り方に
戸惑っているのを感じています。
数多く種類の商品を並べ、お客様に選んでいただく。
というこれまでの売り方がWeb中心にシフトしてしまい、
多くの在庫、従業員を抱える企業は対応に追われているの
ではないでしょうか。

一方で「ここでしか買えない良いもの」を持ち、
既存ファンが支えている企業は他社とのコラボ商品などで
新規ユーザーを増やしたり、定期販売、海外販売などに
チャレンジできるので全く状況が変わってきますね。
弊社のお客様はこのパターンでむしろ好調です。

最近はブランドの立ち上げや立て直しに関わることも多いのですが、
いかに早く、このパターンへ到達するかを検討し続けています。

例えば、ブランド立ち上げ時はどうしても商品の原価率は高めになります。
クラウドファウンディングで開発費を募る。といったことも
できるのですが、ブランドありきのアパレルなどはなかなか難しいです。
この様な場合はブランドの露出方法や見せ方を相当練らねばなりません。

R:自分自身は、多少入り口は下世話でもいいのかな、と。
例えば、このスーツを着るとメチャクチャモテる、など、
今の技術を使えば、相手に好意を持ってもらえる匂いを体温で融解するように
スーツに練り込むことも可能と思われます、つまりはモテると
いうことをサイエンスしてしまうわけです、結果として、それが再生素材でできていた
というような、なので、表向きにもあまり再生素材は全面に出さずに、
あくまで「モテるスーツ」として、そこでさりげなく、環境にも優しい、
というと、購入の動機も湧くのかな、と。

T:その考え方はいいですね。技術的に強みをもつ企業も強いと思います。
Webに特化した新ブランドの立ち上げやコラボレーション展開などが出来ますし。
私は、ブランドと発信力を持った企業と技術力を持った企業の
タッグが進み、ここから一気に2極化が進むのでは無いかと考えています。

R:飲食店の1割が閉店という記事を前に目にしましたが、
ランチェスター戦略のように、ポジショニングを適切に行えば、勝てるんですね。
そんな時代において重要なことってなんですかね?

T:マーケティングやディレクションの重要性がものすごく上がったと思います。

繰り返しになりますが、企業は、コアアイテムを
プロデュースすることで活路を見いだせますし、
工場は高品質アイテムを小ロットで多品目作る技術力で
数多くのパートナーを掴めると思います。

この二極化が進む中で「どの様にお客様に見せるか、届けるか」
ということをしっかりと考え、周囲の人々を巻き込める人材が
貴重になるのではないでしょうか。

私もこの2、3年の動きはしっかりと考えた方が良い。そのように感じています。

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サイトウさんとのお話は
いつもインサイトに富み、

何時間にも及んでしまいます、

時に飲食店の救済をどのように行うか、
ジョイントの事業を考えたりと、

戦友ともいえる存在
また、不定期的に打ち合わせ内容を
掲載させていただきます。