▼SDGsな川越のギターショップ、T.S.G.楽器店
小江戸川越に来ました、
風情がありますね~、
せっかくなので、昔の街並みを愛でながら
食べ歩きでもしてみましょうかね、
名物のお芋を使ったスイーツでも、
というコントはこれくらいにしておいて、
お仕事です!
リユース×環境
ということで、埼玉の楽器のディープスポット川越に突入です!
楽器といえば御茶ノ水、だけではないんですよ!
全くの余談ですが、
店舗入ったところにある植物は店長が趣味で
育てている植物です、
楽器という工業製品と生命感ある植物の
コントラストが素晴らしい、
なんでも植物は鉢以上のスケールにはならないようで、
自分の身の守り方を分かっているようです、
それはそれで気になる・・・
R:REUSED
T:T.S.G.さん
▼T.S.G.楽器店さんに聞いてみた
R:本日はよろしくお願いします、さっそくですが、
T.S.G.さんは一度お店を閉められて、再度川越で
お店を再開されたとのことですが、どのような経緯だったのでしょうか、
T:以前は東武東上線の高坂という駅の近くで、お店をしていました、が、
会社の当時の方針等の関係で、一度お店を閉めました。
もう一度、楽器店を、というきっかけは「楽器フェアです」
簡単にいうと、日本一の楽器の祭典で、今も忘れもしません、
東京ビッグサイトで開かれた主に新製品等を大手メーカーが展示する中、
我々のみが、ガチでヴィンテージのギターを売りまくる、という、
周りの出展者もプロだけあって、皆の食いつきが半端なかったです、
YAMAHAやROLANDさんのブースよりホットだったと未だに思っています。
この辺は話すと一晩話せちゃうんで、また、お酒の席ででも、
その「楽器フェア」で自分たちのポテンシャルを再認識したことがきっかけです
R:なるほど!例えがあっているか、分かりませんが、
結婚式にデニムで参加して、普通だと「エッ」だけど
あまりにも似合いすぎてて、皆、メチャお洒落じゃん、って
言ってしまうみたいな、違うか、
そうそう、T.S.G.って何の略なんですか?
T:なかなかぶっ飛んだ例えですね・・・
T.S.G.は高坂楽器の略です、というのは冗談で、
Technical Spport Guitars テクニカルサポートギターズ、です
商品力より技術力でお客さんをサポートしたい、それが我々の想いです。
といっても、品ぞろえもかなり個性的ですけどね。
御茶ノ水の楽器店を回った後に、うちに来て、
お買い上げになられるということも少なくないですよ。
R:お店の場所が本川越駅からも、川越駅からも近くて、
非常に便利ですね、クレアモールを歩いているうちに気づいたらお店に着いてました
T:いい場所ですよね、物件のオーナーさんも元々音楽の学校で先生をされていたようで、
不思議なご縁です。実は弊社に決まる前に2社ほど、仮押さえをしている企業様があり、
半ばあきらめかけていたんですが、幸運にも、その2社が契約に至らず、
うちの方で借りることができるようになりました、
R:運命的なものを感じますね、ご縁てあるんだな~
内装がコンクリート打ちっぱなしだったり、少しグラフィカルだったり、
凝っている印象を受けますが、最初からこのような状態だったのですか?
T:実はこれ、DIYなんです!元々美容室だったようで、
壁紙にパーマ液等の跡が残っていたんですよ、それをはがしてみると
コンクリートむき出しの非常にGoodな外観になり、全部はがしちゃいました、
壁のペンキも全部自分たちで縫りました、大体3か月くらい準備に時間がかかりましたね
おかげさまで近くのホームセンターに毎日通いました笑
内装のクロスやメンテ用の水道、エアコン工事に至るまで、自分たちの友人知人に
やってもらったので、みんなで創った思い入れのあるお店ですね、
R:まさか、DIYとは・・・プロの仕事ですね、これは、
この鶴みたいなマークは何ですか?なんか世田谷ベースの匂いがします・・・
コンクリとギターを吊っている金網のコントラストも渋いです・・・
T:これは鶴とエアフォースマークを合体させたうちのロゴです、
高坂時代のお店が、元々ツルセ楽器さんという会社さんが使われており、
ツルセさんへの敬意から、使わせていただいています、
金網についてもですね、問屋さんも在庫をほとんどもってなくて、
色んな所にあたって、何とか入手することができたんですよ、
確かに世田谷ベースっぽいかもしれないですね、実際にDIYしまくってるし、
所さんにも来てほしいですね!
R:先ほど、出てきたキーワードに技術力というのがありましたが、
技術力とはもう少し分かりやすくいうと、どのようなことなんですか?
T:技術力について言いますと、うちはリペア工房と言われる修理専門家と同等のスキルがあり、
リペア工房と同じレベルでの施工が可能です。
また、他店で折り合いがつかなかったギター、表向きは価格面で、ですが、
実際には、修理技術が無くて、のご依頼も多いですね。我々、
ギターのドクターとして、どんなモノでも直す自信があります。
R:自分も靴づくりをしていて分かるのですが、修理は技術力が一番出る部分ですよね、
あと、カスタマイズもされているとのことですが、例えば、どのようなことなのですか?
T:いいところをついてくれました。
うちの得意なことの1つがレリック加工です。簡単に言うと、現行品をヴィンテージに近づける。
そんなイメージです。ヴィンテージは値段が高騰していることもあり、
価格面で手が出せない方は、レリック加工を依頼されます。
この加工って、イメージ通りに、というのがかなり重要で、そこに技術力とセンスが出ます。
あこがれているミュージシャンの使っているギターをゲットできた!と思っていただけるように
妥協なく施術させていただいています。
予備知識から、本論へ、ですが、
誌面も限りがあり、いつも通りの長めの助走ということで続きは次回!