諏訪のリビルディングセンターでパッチワークテーブルのワークショップを体験

諏訪のリビルディングセンターでパッチワークテーブルのワークショップを体験

今回は長野県の諏訪にある
リビルディングセンターさんに伺い、

パッチワークテーブル制作の
ワークショップに参加してまいりました、

アメリカのポートランドを
起源とするリビルディングセンターさん、

古材を利活用する、ということについて、
編集長自身が体当たりで体験してまいりました

この古材は主に床板で、
一つ一つにストーリーがあります

リビセンさんから大体は車で1時間圏内の場所から
レスキューされた、その古材を活用します

ReBuilding Center JAPANさん

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こちらの工具を今回は使用します、
モノづくりが元々好きなので、
ワクワクします

そして、こちらの説明書を基に、
スタッフさんがレクチャーしてくださいます、

今回は

・ゆめさん
・どんどんさん

が主にご担当くださいました

合間合間で自分自身で、
DIYする際のTIPSなども教えてくださいました、

パッチワークテーブルには、
MとLの2サイズありまして、

私は今回Mサイズ、

私以外の3チームはLサイズでした、

Mサイズは75×75cm
Lサイズは140×80cm

親子でのご参加でしたり、
職場の仲間同士でのご参加でしたり、
引っ越して入居した自宅用にという方でしたり、

合計4グループでのにぎやかな回となりました

●古材選び

最初は使いたい古材選びから

古材の組み合わせ方ひとつで、
表情が本当に変わってきます、

木目や木の節、釘の跡など、
それらの味をどう活用するか、
センスが問われます、

薄い色、濃い色でバランスをとるか、
近いトーンのものを活用して、
クールな感じにするか、

最初にして最大の悩みどころ・・・

古材を土台となる合板の上に並べて
様子を見てみる

良い感じだと思われる

●げんのう、で古材の角をつぶす

合板の大きさに合わせて、
並べた古材にチョークで線を引く、

これだけで一気に
テーブルの完成図のイメージが
湧いてくるのがすごい!

チョークで引いた線を参考に
古材の角をげんのうという工具でつぶしていき、
角を滑らかにする。

●古材のポジション決め

合板に並べた古材の位置を鉛筆で印付けし、
その位置に合わせて建築用の両面テープで
固定していきます、

実際の建築でも、このテープだけで
固定していることもあるそうで、強度はかなり強いです

ということで、
やってしまわないように気を付けつつ、

私は一人参加につき、
外してはいけないポイントポイントで、

リビセンのスタッフさんも手伝ってくださいました。感謝!

後で気づいたことですが、
木材にそりなどのある場合、端の方はピタッと
隙間なく配置できていても、

中央部に少し空間ができてしまうこともあります、
かつ端の方は場所によっては、後ほどカットされてしまう、

合板の範囲内を意識して配置されることを
おススメします!

一通り固定できたら裏面にひっくり返します。

●裏面からビスで止める

両面テープで仮止めした後は、
裏面からビスで固定します、

インパクトドライバーで
気分はプロのDIYER、

両面テープ自体が強力なので、
さらにダメ押しといったところでしょうか、

裏面とは言え、
綺麗な配置でビス止めをしたいところ、
これは職人ならではのこだわりですね

FSC認証の木材が使われているのは
さすがです!

ビスを一通り打ったら
表に出ていないかのチェックを行う

ビスのはみだしは無し!OK!

●薄いベニヤを貼る

前の工程で打ち込んだビスを
隠すために、

ビス面の上に薄いベニヤを貼ります、
両面テープ×ボンド、

それらを貼ったら、
釘を打ち込んでいきます、

まずは釘の位置が安定するまで
打ち込んで、

安定したら、
釘の頭を1㎝と少しくらいのところで
カットします、

頭のなくなった釘を
その後最後まで打ち込みます、

こうすることで、釘のあとが目立たなくなる、
まさにDIYの知恵、面白い!

●マルノコで不要な部分をカット

合板に引いた線に合わせて
不要な部分をマルノコでカットします、

マルノコは使うのが初めてで、
少し指がつりそうになりましたが、

綺麗に切れるさまは気持ちいい、
この木工感がたまりません、

4辺のカットが完了すると、
かなりゴールも見えてくる

●枠をつけていく

4辺それぞれに外枠をつけていきます、
気持ち長めのものが準備されているので、

必要な場所に線を引き、
不要な部分はレーザー照射式の
スライドマルノコでカットします、

レーザー照射の正確性って
当たり前ですが、すごいですね・・・

この時に枠の場所を見失わないように、
チョークで印をつけておく、

古材なので、どの組み合わせでもいい
というわけではないんですね、

●枠に釘を打ち込み固定する

枠の古材面を生かす形で、
テーブル本体にくっつけていきます

ボンドで仮止めをして、
その後頭をつぶした釘を
打ち込んで固定します、

作業中にテーブルが
ぐらつかないように、

万力で固定しながら、

インパクトで先に穴を開けて、
その穴をめがけて釘を打ち込んでいく

完成まであと少し、、、

●オイルを塗る

ナチュラル、ミディアムウォルナット、ダークウォルナットの
3パターンがありましたが、

今回はナチュラルを選択しました、
木の風合いを楽しみたかったので、

すぐに乾いてしまう箇所は
何度か塗り重ねていく、

塗り終えた後は
余計な塗料をウェスでふき取る

ツヤも出ていい感じだ

自身は元々の質感を楽しみたかったので、
表面をやすりがけするのはやめました、

●脚をつける

今回は持ち帰りの関係で、
脚を自宅でつけるため、

事前にねじ穴だけ所定の場所に
あけておくことに、

脚も近くの鉄工所のおじちゃんに
作ってもらっているとのことで、
非常に雰囲気があります、


その地産地消感がほほえましい

●感想

実は2月に雪の関係で、
リスケさせていただいており、

当初の予定よりは
1か月少し遅れての参加でした、

いわば中古のモノにどのような付加価値を
つけているのかが知りたい、
というような見方もしておりましたが、

パッチワークテーブルは
まさにそれ自体がエンタメでした、

かつ、完成したテーブルへの
愛着が半端ない、

一度、自作のテーブルをつくると
もはや既製品は買えません、

そうですよね、原木が一度は
ある家庭の床の間での役割を担い、

それが時間を経て、レスキューされ、
ワークショップの部材になり、

それをたまたま手に取って、
手間暇をかけて、テーブルにする、

プロセスエコノミー的要素
満点です!!!

靴づくりもそうですが、
自分で創ってみるからこその

プロへのリスペクト、モノへの愛情、
を感じることができます、

また、

ゆめさん、どんどんさんはじめ、
リビルディングセンターにいるスタッフの皆さんももちろん、

訪れるお客さんも優しくポジティブなオーラが
ガンガン出ていました、

この雰囲気こそが
まさに企業カルチャーなのかなと、

非常に考えさせられました、

前回はイベントの帰りに少し
立ち寄っただけでしたが、

ワークショップに参加するという形で、
リビルディングセンターさんの見方が
また新たになりました、

家のテーブルを探しているが
なかなかしっくりこないんだよね~、という方

その答えがリビセンにあるかもしれませんよ、

そして、

諏訪大社、諏訪湖も有名ですが、
リビセンに行かないともったいないもったいない、

諏訪方面に行かれる方は
是非、お立ち寄りください!